使い込まれたレザーポシェットのお持ち込みがありました。乾燥と経年の劣化でストラップ部分の革が痩せ、ひび割れが生じて切れそうな状態でした。本体側の根革(接続部分)も一箇所は切れ、他方も切れかかっている状態でした。
お持込み時


お持込み時


職人と検討の上で、活かせるところを活かしつつ費用の違う3案をご提案しました。
A案:根革とストラップをそれぞれ新たに作り直し、金具接続の同仕様の修理
B案:根革を新たに作り直し、ストラップの弱った部分のみ補強して同仕様の修理
C案:ストラップを作り直して根革の穴跡が目立たないようボディに直付けの修理
さて、、、
修理後


お客様とご相談の上、修理後の使用に不安が残らず費用も抑えられるC案に決まりました。革紐を取り外す必要がないとのことから根革と金具接続は不要と判断し、その費用を丈夫な革紐作成に当て、結果的に少しの工夫を加えることで縫い穴跡も目立たずにスッキリに直付けすることができました。

ただ「修理」と言っても、紐の長さや調節、接続機能の要・不要などいろんな要素が絡み、それによって費用も変わってきます。「元の仕様のままに直す」のは重要なことですが、優先性の高いことに重点を置き、不要な部分で費用削減ができたらまた別の選択肢が出てきます。
バッグ専門店としてのノウハウが修理やリメイクのアイデアとして少しでもお客様のお役に立てたら幸いです。
・レザーストラップ新調&直付け(似寄りの革を使用)【9,800円】
・オイルケア(サービス)
合計:9,800円(税別)
担当:店長 上野