【補色】BV メッシュトートの全体補色

 イントレチャート(手編みメッシュ)で有名なイタリアのバッグの補色ご希望でした。作りはとてもしっかりしているのですが、凹凸がある為にどうしても革面が擦れやすい傾向にあります。劣化が進んで革が痩せてくると革を足すなどして補修が必要になりますが、軽度であれば今回のように補色でかなり目立たなくすることが可能です。

補色 前・後(角)


補色 前・後(開口部・縁)


補色 前・後(ハンドル周り)

補色後

 革製品は同じ製品でも環境や使い方で個々異なった経年変化をしていきます。同じバッグでも場所によって色味が異なることも多く、例えばハンドル部分は皮脂の影響で色濃くなり易く、ボディは日焼けの影響を受け、底や角はどこより早く摩擦による色欠けが生じます。これら異なる症状が一つのバッグに起こる(各所の色が微妙に異なる)ことも珍しくなく、こうなると必ずしも元の色が正解とは言えなくなるのが革特有の経年変化(エイジング)の妙です。多くの場合は、今の色味を生かしながら(近しい色を何種か重ねて塗りながら)各所の色を中和させ、全体的な違和感をなくして仕上げていきます。

一般的な茶色に見えて実は簡単ではありません。。。かなり調色と全体を中和させることに手間がかかりましたが、ハイブランド相応にきれいに仕上げることができてご満足いただけました。

・各所補色、色ムラ補正【8,000円】
・オイルケア(サービス)

合計:8,000円(税別)
担当:店長 上野